【5】まずは1ヶ月!カンタン家計シートで「見える化」してみよう!

自分の本当の資産がわかったら、今度はいまの自分のお金の使い方を見直してみましょう。

お金を貯める体質になるには、お金の流れをしっかり把握し「見える化」ことがとても大切です。

目次

家計簿をつけてない人も大丈夫!

つきく

お金の流れを見える化」するといえば、思いつくのは家計簿だよね!

なぎささん

家計簿かぁ〜実はそういうの苦手でやってないんだよね…。

つきく

なぎささんのように、家計簿が苦手な人もいるよね!

そういう人でも最初に「いまの家計を知るシート」を使って、今自分がどのようにお金を使っているのかはっきり見てみよう!

つきく

最低でも1ヶ月のお金の流れを記録してみてね。
支払ったレシートをとっておいて、月末にまとめて作成してもOK!

改めて数字で書き出していくことで、問題点がわかりやすくなるからね。

保険や税金など年払いの資料も揃えて全部書き出してみよう!

カンタン家計シート」を作成するのに必要な資料は、こちらの記事を参考にしてみてね!

なぎささん

け、結構大変だね…。

つきく

大変に思うかもしれないけど、最初にこの家計シートを作っておくとお金の流れが一目でわかってとっても便利だよ!

元々家計簿をつけている人は、より詳しい家計シートが作成できるのでぜひ書き込んでみてね!

家計シートの項目・記入の仕方

つきく

まずは現在の状況を知るための
「いまの家計を知るシート」

テンプレート(無料)もあるので、
よかったら印刷して使ってね!

以下の項目は、このテンプレートシートを使って解説していきます!

収入

収入の欄には手取りの金額を記入してください。

つきく

給与明細だと「差引支給額」などと書かれているよ!

なぎささん

給与明細が手元にないときは給与が実際に振り込まれている口座の通帳を見るとわかるね!

児童手当など、その他の決まった収入があればそれも記入していきます。

毎月の固定費

支出の中で、毎月支払う金額がおおよそ決まっているものがありますよね。

それを固定費と呼びます。

つきく

毎月の固定費は例えばこんなもの↓

月払いの固定費
  • 家賃(またはローン返済)
  • 電気
  • ガス
  • 水道
  • その他光熱費(薪・灯油など)
  • 固定電話
  • スマホ
  • インターネット
  • 新聞
  • NHK、VOD(動画配信サービス)
  • 保育料、給食費
  • 学童、習い事
  • 車ローン返済
  • 生命保険
  • 奨学金返済
  • 交通定期券

…など。

固定費はクレジットカードや口座引き落としで支払っていることが多いと思います。

クレジットカードの明細引き落としに設定している預金通帳を見て確認しましょう。

なぎささん

電気代とかって季節によって金額変わってくるよね?

つきく

そうだね!
オール電化のお家なんかだと夏や冬に電気代がぐんと上がったりするよね。

1年を通した正確な電気代を知りたい場合は、契約している電気会社のサイトにログインして調べるか、過去の引き落とし口座の通帳などを見てみてね!

記入する時は1年分の請求金額を足して、12で割るといいよ。

面倒な場合は、とりあえずは今わかる金額を記入してもOKだよ!

年払いの固定費

固定費の中には、毎月支払うのではなく1年に1回だけ支払うものもありますね。

それも忘れずに書き込んでおきましょう。

つきく

年払いの固定費は、例えばこちら↓

年払いの固定費
  • 固定資産税(持ち家の場合)
  • 火災保険(例:5年更新の場合は÷5で記入)
  • 自動車税
  • 車検、JAF
  • 自動車保険
  • 年払いの生命保険
  • 予防接種(インフルエンザなど)
  • クラウドやセキュリティ代(スマホやPC)

…など。

毎月の変動費

変動費とは、毎月支払う金額がその月によって増えたり減ったりする支払いのことです。

つきく

毎月の変動費は例えばこんなもの↓

月払いの変動費
  • 食費
  • 日用品
  • 外食・レジャー
  • 医療費
  • 衣服
  • 美容
  • ガソリン
  • バスや電車代

    …など。

特別費

つきく

特別な時に使うお金を特別費にします。

特別費
  • 旅行・帰省
  • 交際費
  • 家具や家電の購入費用

    …など。

特別費の項目やいくらお金を使うかなどは家庭によって違うと思います。

自分の家庭に合わせて記入していきましょう。

いまの家計状況を知る

収入と支出の項目を全て記入したら、1年間でどれだけ貯金できているかがわかります。

収入ー支出=?

私の作ったテンプレートを元に、1年間の貯金額を算出してみます。

1年間でどれだけ貯金できているか

A:収入
B:毎月の変動費×12
C:特別費
D:毎月の固定費×12
E:年払いの固定費

Aー(B+C+D+E
=年間貯蓄可能額

プラスになっている人もいれば、もしかしたらマイナスになっている人もいるかもしれません。

なぎささん

リアルな数字でみると現実を突きつけられてる感覚になるよ…。

つきく

それがすごく大切だよ!

この数字を見て落ち込む人もいるかもしれないけど、「見える化」したことで徹底的に改善することができる!

自分の家計が見えていないことが一番危ないんだ!

まとめ

家計簿をつけている人もそうでない人も、家計シートを使えばお金の流れを「見える化」することができます。

お金の流れを記録することによって家計の問題点をはっきりさせ、改善していくことでお金を貯める習慣が身に付きます。

家計を知る(いまここ!)→改善する→予算を立てる→自分に合った家計簿で管理していく

このサイクルを意識するだけで、お金の貯まるスピードがぐんと違ってきます!

つきく

次の記事では家計シートを使って、実際に家計を見直していくよ!

この記事を書いた人

投資歴9年の30代主婦/FP2級取得
*会社員の夫(40代)&小学生の息子との3人暮らし
*車は1人1台必須の地方在住
*住宅ローン返済中

独身時代:貯金は全然貯まらず…。
結婚・出産を機にお金の勉強を始め、FP2級を取得。
NISAで投資信託を長期保有。
家計簿はアプリを愛用。

ライフプランを立ててみたことをきっかけに家計管理の大切さを痛感し、固定費の見直しやポイ活などに本気で取り組む。

インスタでは「家計管理でディズニー旅行を目指す主婦」としてお金の情報発信中!

目次