まずは「生活防衛資金」を貯めようって話してたけど、「生活防衛資金」って具体的になんなの?
「生活防衛資金」は、万が一のトラブルや大きな出費が必要になった時のために貯めておくお金のことだよ。
2024年から新NISAがスタートしたこともあり、投資への関心がますます高まってきています。
しかし、投資は元本保証がありません。
(預けたお金が100%返ってくる保証がないということ)
そのため今の生活に必要なお金や数年以内に使う予定のあるお金を投資にまわすのは避けた方が良いとされています。
ですから、投資を始める前にまずは「生活防衛資金」を貯めましょう。
注※この記事で述べていることは私個人の考えであり、全ての人に当てはまるというわけではありません。自分自身はどうするか考えるヒントとして参考にしてもらえると嬉しいです。
- 30代のパート主婦
- 会社員(40代)の夫と小学生の息子と3人暮らし
- 持ち家(戸建て)ローン返済中
- 車2台(私と夫で1台ずつ)保有
- NISAで投資信託を保有
- 学資保険で教育資金300万円分確保
こんな私の場合、生活防衛資金は「必要な生活費用を半年分」と決めて、銀行預金で確保しています。
例えば月に生活費が20万円の人は20万円×6ヶ月=120万円ということになります。
私がなぜ生活防衛資金を「半年分」と決めたのか、その流れも含めて解説していきます。
生活防衛資金と保険と貯金
万が一の時のためって言うけどさ、そのために保険とかあるじゃん?
保険に入っている人は生活防衛資金は不要ってこと?
その辺の違いわかりにくいよね!
ひとつひとつ説明していくね!
生活防衛資金がないと困ること
- 働けなくなり、安定した収入がなくなった時
- 病気になって入院した時
- 交通事故にあった時(治療費や車の修理代)
- 自然災害にあった時
上記のような突然のトラブルに見舞われると多額の支払いが必要になってきますよね。
保険との違いは?
なぎささんの言うとおり、万が一のトラブルに備えるために「保険」というものがありますね。
しかし、実際トラブルに遭ってから保険会社に申請して保険金が払われるまでには時間がかかりますし、場合によっては「そのトラブルは保険が適用されないんですよね〜」なんて可能性もなきにしもあらず。
保険金がまだおりないのに、先に支払いが必要です!…なんてことになったら生活に困ってしまうよね!
確かに〜!
その点、生活防衛資金は現金や預金で確保しているお金ですからいつでも引き出せますし、トラブルの種類は問いません。
生活防衛資金は保険よりも自由度が高いのです。
生活防衛資金が十分に用意できれば、保険が不要になり、毎月の保険料の支払いを減らせる可能性もあります。
貯金との違いは?
生活防衛資金と貯金はそもそも『目的』が違います。
- 生活防衛資金:万が一のトラブルに備えるためのお金のこと
- 貯金:将来のライフイベントのために貯めておくお金のこと
目的が違うので、この2つは分けて考えた方がいいです。
生活防衛資金は3ヶ月〜1年分って本当?
急なトラブルとはどんな時か具体的に考える
万が一のトラブルには、ついつい何でもかんでも保険で備えようという思考になってしまいますが、実際のトラブルってどんな時?いくらくらい必要なの?と一度冷静になって考えてみましょう。
自分たちにあった金額を設定する
- 働けなくなり、安定した収入がなくなった時
- 病気になって入院した時
- 交通事故にあった時(治療費や車の修理代)
- 自然災害にあった時
例えば上記のような場合、自分たちのお給料の何ヶ月分あれば大丈夫そうかな?と想像してみてください。
我が家の場合
例として、夫が病気になって入院した場合を考えてみます。
会社員の夫が病気で入院
→収入が減る(どのくらい?)
→傷病手当金が出る(最大1年半)が、
収入はいまの約半分になる
→入院期間を仮に3ヶ月とすると
医療費は約25万円
→毎月の積立貯金とつみたてNISAを
一時ストップ
→給料6ヶ月分の生活防衛資金があれば、
医療費や生活費をまかなえるだろう
こんなふうに具体的に想像してみました!
もし夫が会社員ではなく自営業だったら傷病手当金は出ないので、生活防衛資金をもっと増やしていたと思います。
まとめ
生活防衛資金とは、保険や貯金とは別にして「万が一の急なトラブルに備えて」確保しておくものです。
- 働けなくなり、安定した収入がなくなった時
- 病気になって入院した時
- 交通事故にあった時(治療費や車の修理代)
- 自然災害にあった時
いくら確保しておくのが正解なのかは、家庭によって様々です。
この記事を参考にして、考えてみてください。